特別な力を持つ者同士なら、喋らなくても分かり合える。
ハロランがダニーに食べさせてくれたのは
チョコレートのアイスクリーム。
Story
冬になると雪で閉ざされる”オーバールック・ホテル”。
管理人として雇われたジャックは、妻のウェンディと息子のダニーを連れて半年間ホテルに住み込むことになった。
ダニーの持つ力”シャイニング”をよく知らないまま、不思議な現象に巻き込まれていく一家。
やがてジャックは狂気に飲み込まれはじめて-。
いわくつきのホテルで半年もの隔離生活を送ることになったトランス一家。
ジャックは静かな環境で小説が書けることを喜び、ウェンディは豪華な内装を見て回ってすっかりご機嫌です。
1人不穏な気配を感じ取っていたのは、幼い少年のダニー。
ダニーは不思議な力を持った少年でしたが、両親や当人さえもその力について正確に把握していません。
従業員たちが続々と帰り出す、ホテル閉鎖の日。
荷物を運び込んだトランス一家は支配人のアルマンにホテルの中を案内してもらいます。
料理長のハロランを紹介され、キッチンを見て回るウェンディとダニー。
ハロランの案内してくれたキッチンは迷路のように広く、家族3人では食べ切れないほどの食料でいっぱい。
冷凍庫にはありとあらゆる肉類が保存されていて、ハンバーガー用の肉だけでも160kgあるのだとか。
ハロランは「日替わりメニューで1年は充分過ごせる」と説明していました。
食糧庫の方には、乾燥食品や缶詰・調味料や瓶詰めの食品が所狭しと並べられています。
ハロランがダニーのことを”ドク”と呼んだことをウェンディは不思議に思いますが、特に気にも留めず地下室へ見学に行ってしまいました。
ハロランはダニーにアイスクリームを食べさせて待つことに。
この時ダニーが食べたいと言ったのは、チョコレートのアイスクリーム。
立派なホテルだけあって、アイスは美しいシルバーのアイスカップに入れてあります。
ダニーの不思議な力を感じ取ったハロランは、自身も子供の頃から不思議な力を持っていたようです。
特別なこの能力を”シャイニング”と読んでいると教えてくれて、237号室には絶対に近づかないよう忠告してくれたハロラン。
テレパシーや予知能力などが使える彼らは、ホテルにひしめく”邪悪な力”をひしひしと感じ、不安な思いを抱えていました。
もし雪に閉ざされたホテルに住むのなら…食糧庫で好きなものを片っ端から食べてみたい!と思ってしまうホテルのキッチンでのシーンでした。