残忍な男との緊張のお茶会。
ショシャナがランダ大佐と食べたのは
クリームをこんもり載せたシュトゥルーデル。
Story
ドイツ占領下のフランス。
酪農家の家に匿われていたユダヤ人のショシャナは、ナチス親衛隊により家族を皆殺しにされ、命からがら逃げ出す。
3年後、身分を偽り映画館主としてパリで暮らすショシャナの前に、ランダ大佐が現れた。
ランダ大佐への復讐を心に誓うショシャナ。
時同じくして、レイン陸軍中尉が率いる「バスターズ」が暗躍し、ドイツ軍を次々と倒していくが-。
酪農家の家を訪ねてきたナチスの親衛隊。
その目的は、行方がわからないユダヤ人一家の捜索・排除でした。
家の主人にプレッシャーをかけ、床下に隠れていることを聞き出したランダ大佐は、床下へ発砲するよう部下に命じます。
家族4人が殺され、なんとか逃げ出すことができたのは娘のショシャナだけ。
ランダ大佐はいつでも殺せると言わんばかりに余裕たっぷりで、去っていくショシャナを見送ります。
3年後、パリで再会したショシャナとランダ大佐。
ショシャナはエマニュエルと名乗り、親戚から引き継いだ映画館を経営していると偽ってパリで生活をしていました。
ふとした縁でプロパガンダ映画を上映するよう依頼されたショシャナですが、その話し合いの場に突然現れたのがランダ大佐。
プレミア上映会をするに当たって、ショシャナの映画館についていくつか聞きたいことがあるというランダ大佐と、面と向かって話をすることに。
この時ランダ大佐がショシャナに勧めたのが、シュトゥルーデルというお菓子。
ドイツ語で渦巻きを意味する名を持つこのお菓子は、薄く伸ばした生地にフィリングを入れてクルクルと幾重にも巻かれた焼き菓子です。
ドイツではリンゴを詰めたアプフェルシュトゥルーデルが有名で、クリームをたっぷり載せて食べることが多いそう。
緊張のあまりすぐに食べようとしたショシャナに、「クリームが来るまで待って」とランダ大佐が釘を刺すシーンもありました。
ランダ大佐はカプチーノを頼み、ショシャナのためにミルクを注文したことで、正体がバレたのではないかと緊張が走ります。
幸いランダ大佐に特に意図はなかったようで、映画館を始めたいきさつや、従業員のことについて尋ねられただけで恐怖のお茶会は終了。
ランダ大佐が去ったあと、思わず大きく息を吐き出し、泣き出してしまったショシャナ。
必ず家族のために復讐を果たすと決めたショシャナは、壮大な計画をたてますが…衝撃のエンディングは必見です!