主人公は僕だった (Stranger Than Fiction ’06 USA)

主人公は僕だった (Stranger Than Fiction ’06 USA)

仕事で疲れたときには、甘いものを。

ハロルドが初めて食べたのは

ミルクに浸した焼きたてのチョコチップクッキー。

Story

国税庁の会計検査官として真面目に働く、人付き合いが苦手なハロルド。

ある朝自分の行動を読み上げる声に気付き、自分が近く死ぬ運命にあるのだと知る。

仕事で訪れたベーカリーの店主・アナと出会い、思いを募らせるハロルド。

今までしてこなかったやりたい事をとことんやってみようと思い立ったハロルドは-。

頭の中は数字でいっぱい、人と話すことが苦手なハロルド。

判で押したような単調な日々を送り、仕事以外での人付き合いは皆無。

自分の行動を正確に読み上げる声に悩まされ始めたのと同じ頃、税金を未払いだったベーカリーを訪れることになりました。

店主のアナは美しい人ですが、税金を払わなかったのは使い道が不透明だからだとハロルドに食ってかかります。

ハロルドはアナに一目惚れしてしまいますが、過去3年分の帳簿を調べ直すという仕事のためアナから嫌われることに。

偶然バスに乗り合わせてもうまく会話が出来ずに、緊張のあまりかなり手前の停留所で降りてしまうハロルド。

帳簿の見直しのために改めてベーカリーを訪れると、アナは日付も何もかもごちゃ混ぜの書類や領収書の詰まった箱をハロルドに渡します。

「嫌がらせのためよ」とにっこり笑ってアナが出て行き、ハロルドはため息つきながら書類を整理することになりました。

真面目に仕事をしながらも、アナのことが気になって仕方のないハロルド。

ベーカリーもとっくに閉店の時間を過ぎ、ようやく帰ろうとしたハロルドをアナが呼び止めました。

クッキーを焼いたから食べて行ってというアナに、いただけませんと断るハロルド。

アナは「今日は最悪の1日だったはず、私がそうさせたんだから」と言ってハロルドを座らせました。

この時アナが出してくれたのは、焼きたてのチョコチップクッキーとミルク。

「クッキーをミルクに浸してお食べなさい」と言われたとおり、ハロルドはクッキーを食べて「美味しい」と感動。

ハロルドの母親はクッキーを焼いたりするタイプではなかったようで、焼きたてのクッキーを食べるのはこれが初めてだったよう。

より良い世界を築くためにお菓子を焼いているというアナに更に惹かれるハロルドですが、このあとアナの好意を台無しにしてしまいます。

挽回のためアナに会いに行ったハロルド、今度は正直に自分の気持ちを伝えようと、素敵なプレゼントを持参しました。

それは花束ではなく、箱いっぱいの小麦粉(フラワー)。

ベーカリーで働くアナにぴったりのプレゼントは、アナの心をガッチリと掴むことができました。

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