スタンリーのためなら、クラスメイトはいつでも手を貸してくれる。
お弁当を持って来られないスタンリーにアマンが分けてくれたのは
お母さんの作ったポテトのロティ。
Story
訳あっていつもお弁当を持って来られないスタンリー。
水をたくさん飲んで空腹を紛らわせたりしているが、人気者のスタンリーにクラスメイト達がお弁当を分けてくれていた。
国語の教師・ヴァルマーは、いつも人のお弁当にたかったり、盗み食いをしたりしている食べ物への執着心が強烈な先生。
スタンリーがみんなにお弁当を分けてもらっていることに目をつけ、スタンリーを叱りつけておいて自分が横取りする始末。
先生から逃れてみんなでランチを楽しんでいると、食べ損ねた先生が激怒してやってきて-。
話も面白く、スポーツだって得意なスタンリーはクラスの人気者!
だけどいつも1人で早めに登校し、ランチの時間には姿を消してしまうスタンリー。
実は誰にも言えない秘密を抱えていて、お弁当を持ってくることが出来ずに水道の水でお腹を満たしていたのでした。
購買にランチを買いに行ってくる、と嘘をついて教室を抜け出そうとしたスタンリーに、お金持ちの坊や・アマンが一緒に食べようと声をかけます。
アマンがスタンリーにおすそわけしたのは、お母さんの作ってくれたポテトのロティ。
ロティはインドで一般的に食べられる薄焼きパンのようなもの。
アマンは2枚あるから、と1枚をスタンリーに渡そうとしてくれたのですが、そこにやって来たのは食い意地の張ったヴァルマー先生でした。
人にたからず自分のを食べなさい!なんてスタンリーを叱りつけたヴァルマー先生。
実は先生こそがいつも人にたかったり、人のお弁当を盗み食いしたりとやりたい放題だったのです。
スタンリーにあげるはずだったアマンのロティは、結局先生が横取り。
今日はお母さんが家でご飯を作ってくれてるから、なんて嘘をついて、クラスメイトたちに遠慮して教室を出て行くスタンリー。
ところが外で時間を潰す姿を目撃され、なんで嘘ついたの?とアマンに追及されてしまいます。
両親が仕事でデリーに行ってしまってお弁当を作ってもらえない、と打ち明けたスタンリー。
そんなスタンリーに両親が戻るまでみんなで分けてあげる!とクラスメイトたちが手を差し伸べてくれました。
アマンのお弁当がいつも豪華なものだと目をつけたヴァルマー先生がランチのたびに探しにきますが、うまく逃れてみんなでお弁当を広げます。
色とりどりのお弁当をみんなで分け合って食べるランチタイム。
子供たちの純粋な優しさで溢れていて、笑顔を分けてもらえるような素敵なシーンでした。