親友と行く飲みに行く時間ほど、リラックスできるものはない。
ショーンの失恋の傷を癒すのは
豚皮スナックとアイリッシュ・バックファイヤー。
Story
恋人とのデートすら行きつけのパブで済ませる冴えない男・ショーン。
何事にも意欲がないと恋人のリズに振られてしまう。
普段より飲みまくって失恋の傷を癒そうと試みるショーンだったが、翌日得体の知れない違和感に気付く。
どうやら世界中でゾンビが猛威を奮っているらしいのだ。
とりあえず母親とリズを助け出して逃げようと、初めて意欲的に動いて見せるショーンだったが-。
街のあちこちに予兆があったものの、全て見落として普段通りに過ごしていたショーン。
世界がゾンビ襲来の恐怖に陥っている中、ひたすらに無気力な生活をダラダラと続けていたのでした。
ぼんやりと仕事をこなし、毎晩のように訪れるのが「ウィンチェスター」というパブ。
恋人のリズと会うのもいつもウィンチェスターで、おまけに親友のエドがついてくる、というムードのなさ。
なぜか自分も友達(とその彼氏)を伴ってデートを続けていたリズですが、そろそろちゃんと話し合おうとショーンに提案します。
「違う店で2人きりのディナーデートを」と約束をしたものの、ショーンがうっかり予約をし損ねてとうとうリズの怒りが爆発。
謝りに行ったショーンはリズから別れを告げられてしまうのでした。
何事にも優柔不断でいたショーン、リズへの想いは本物だったようで破局は相当なショックだった様子。
振られた足で向かったのはもちろんウィンチェスター。
いつも空気を読まない無神経でガサツなエドでさえ、フォローに徹するほどの放心ぶりを見せるショーン。
傷を癒すため飲み続けようとエドがオーダーしたのは、アイリッシュ・バックファイヤー。
ウォッカとカシスリキュールに火をつけてギネスビールに注ぐ、目にも楽しいカクテルです。
おつまみには定番の豚皮スナックをチョイス。
あとはひたすら酔うまで飲み続け、ご機嫌で店を後にしたショーンたち。
ゾンビは2人のすぐそばにいたのですが、自分たちと同じ酔っ払いだと思い込んで気にもかけませんでした。
宣言通り飲み明かし、ひどい二日酔いで目が覚めた翌朝。
ショーンはアイスを買いになじみのお店に向かい、その道中はゾンビまみれ。
毎朝出勤時に会う人々は全員ゾンビになってしまっていたのです。
ところがそんな状況にまるで気付かずに買い物を済ませるショーン。
店主さえゾンビになっていたのに、「ここに置くよ」と代金をカウンターに置いて店を出てしまうのでした。
スリー・フレーバー・コルネット3部作の第1作目として知られるこの映画、どうぞ「ホット・ファズ」「ワールズ・エンド」と併せてご鑑賞を。