それは我が子か?人間か?
マイクが食べさせてあげるのは
ニャンニャンの缶詰・角切り肉のゼリー寄せ。
Story
霊能者のトリックを暴き、オカルトを否定することに執念を燃やす大学教授のフィリップ・グッドマン。
小さい頃にTVで見た超常現象の研究家であるチャールズ・キャメロンに強く憧れ、この道に進んだのだ。
ある日フィリップのもとに、消息不明のはずのチャールズ・キャメロンから手紙が届く。
半信半疑で招待された場所へ向かうフィリップだったが、着いた先には病に伏せるチャールズ当人が。
喜ぶフィリップだったがチャールズは「今までやってきたことは全部偽りで、超常現象は存在する」と告げる。
衝撃を受け否定するフィリップに、「この謎を解いて自分の考えを否定してほしい」と3つの資料を渡すチャールズ。
全ての事象はトリックであると証明するため、フィリップは3人の男の元を訪ねる-。
ホラー映画には基本的に食事のシーンがでてきません。
せいぜいパサついたサンドイッチとか、食欲が失せそうな小道具として扱われることがほとんど。
美味しそうな食べ物が映るだけで、幸せな気分になっちゃうからでしょうか。
そんなわけで本作にもこれと言って食べ物のシーンはありませんでしたが、目を引いたのがケース3のマイク・プリドルのパート。
ケース1、ケース2と決め手に欠くまま、最後の調査へと向かうフィリップ。
このままでは超常現象を認めることになり、自分の人生を否定してしまうことになってしまうフィリップには、もう後がありません。
金融業のマイクの元を訪ねるものの、マイペースに話を進めるマイクに振り回され気味でなかなか本題に入れませんでした。
ようやく語る気になったマイク曰く、妊娠中の妻に異変が起きたため病院へ送り届け、1人帰宅したある日のこと。
突然家中で起こるポルターガイスト現象に放心状態になっていたところに、病院から電話が。
ポルターガイスト現象は止んだものの、予想していた通りマイクは悪いニュースを告げられたのでした。
そんなマイクが、とあるシーンで持っていたのは、猫用の缶詰。
満面の笑顔でニャンニャンの缶詰だよ!と開けてくれたのは角切り肉をゼリーで固めたものでした。
どこらへんで出てくるのかは実際に本作を見て確認してほしいところです。
あれこれ書いてしまうとあれこれ楽しみが減ってしまうのがホラー映画の難しいところ。
まだ見ていない方は事前に情報を入れずに、素直に怖さを味わってみてくださいね。