気のおけない同僚との休憩時間。
ほっと一息つけるのは
「コード・パープル」で食べるピザ。
Story
毎日忙しく過ごすエイミーの前に現れたのは、頼り甲斐のある新入りのナース・チャーリー。
彼が病院にやって来た日から、患者の不審死が頻発するようになって-。
エイミーはシングルマザーで献身的なナース。
患者やその家族のためなら少々のルール違反にも目をつぶり、自分が怒られたって気にしません。
人手不足の病院の夜勤を必死でこなす傍らで、自らも心臓に疾患が見つかり、不安な日々を送っていました。
そんな時病院にやってきたのは、チャールズ・カレンという新人のナースです。
いくつかの病院で働いてきたというチャールズ。
エイミーの友人のナースと同じ病院でも勤めていたという話から、2人はすぐに意気投合。
エイミーと同じで娘が2人いるということや、心筋症を患っていることを知られたことから、エイミーとチャーリーは急速に距離を縮めていきます。
患者や家族のケアも丁寧で、エイミーの子供たちからもすぐに慕われるチャーリー。
エイミーの娘・アレックスの作った「味が微妙な卵サラダ」を分け合ったり、アレックスの芝居の練習に付き合ったりと子煩悩。
自身の子供たちは離婚後母親に引き取られ、チャーリーとはなかなか会えずにいるようでした。
とあるシフトの日、患者と付き添いの家族と話していたエイミーに声をかけたチャーリー。
「300号室でコード・パープル」と告げて行ったチャーリーに笑顔で答えるエイミーを見て、患者の家族が「コード・パープルって?」と訊ねます。
コード・パープルの意味は「ピザが届いた」という2人の休憩の合図でした。
「あなたもどう?」と患者の家族にも声をかけ、エイミーとチャーリーが食べたのは、夜食のピザ。
夜勤の重労働をこなすナースたちにとって、ピザは大切な栄養源です。
チャーリーを子供たちに会わせたくない元妻の話なんかで盛り上がりながら、忙しい仕事の合間の安らぎの時間。
息の合う2人だからこそ、リラックスできる癒しの時間でもありました。
だからこそ余計に辛くなったのが、この後チャーリーに疑惑を抱くようになり、その正体を知ることになるエイミーの表情。
これほど優しい男が、あんなに労っていたはずの罪もない患者の命を奪うなんて、想像もできなかったでしょう。
実話がベースとなった本作、有罪になったチャーリーは未だ明確な動機を述べていないようです。
「グッド・ナースが見られるのはNetflixだけ!」