おとなのケンカ (Carnage ’11 France / Germeny / Poland / Spain)

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平和に話し合いを勧めるためには、甘い物が役立つことも。

ペネロピとマイケルが振る舞ってくれたのは

オリジナルレシピのアップルコブラーとエスプレッソ。

Story

同級生のザカリーと喧嘩して、前歯を折られたイーサン。

子供たちの喧嘩についてそれぞれの両親が話し合うことに。

感じよく友好的に終わりを迎えたはずの話し合いは、大人の醜さを全開にした争いへと発展していき-。

被害を受けたことを大袈裟に表現するイーサンの母親のペネロピ。

違和感を覚えながらも最初は話を合わせていたザカリーの両親・ナンシーとアランのカウワン夫妻でしたが、なにかと鼻につくペネロピの物言いに、アランは不快感を隠さずにいられませんでした。

弁護士のアランの元にはひっきりなしにかかってくる仕事の電話が。

何度も話の腰を折り、帰りかけていたナンシーとアランは結局またロングストリート夫妻の部屋へ戻ることに。

コーヒーでもとマイケルが勧めて、エスプレッソはある?なんて遠慮のないアラン。

結局4人で食べることになったのは、ロングストリート夫妻の用意したアップルコブラーでした。

アップルコブラーはアメリカでよく作られる、りんごを使った人気の焼き菓子です。

深皿に加熱したりんごを入れて、クッキークランブルというビスケット生地を載せて焼くのが基本ですが、レシピも食べ方も多種多様なのが特徴。

温かくても冷たくても美味しくて、アイスやホイップクリームと一緒に食べることもあります。

そんなアップルコブラー、ペネロピとマイケルの家庭にもオリジナルのレシピがあったようです。

基本はマイケルの母のレシピで作っていて、ペネロピが洋梨を加えるというアレンジを効かせたロングストリート家のアップルコブラー。

冷蔵庫で冷やしてあったものを取り分けてくれたペネロピに、レシピを尋ねるナンシー。

特別知りたかったわけでもないのですが自慢気に話すペネロピに合わせるしかなく、作り方のコツまで教わることに。

隠し味にジンジャー・クッキーを入れていることも、結局ペネロピの方から種明かししてしまうのでした。

仕方なく大袈裟に驚いてみせて、美味しいと褒めるナンシーとアラン。

アランが「この騒動で唯一の収穫だね」なんてふざけてみせたせいで、ペネロピは「息子の歯は戻らない」と話を蒸し返してしまいました。

更にアランの仕事の電話で気まずくなっていく雰囲気。

表面上穏やかに続いていた話し合いは、やがて恐ろしく醜い罵り合いへと発展していくのでした。

ストレスが胃に表れる方には、けんかの前のアップルコブラーは控えることをお勧めします。

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