スヴェンの自慢のチッキーウィッキー。
特製マリネ液で鶏肉はもちろん、なんの肉でも美味しくなるよ…?
Story
精肉店で働くスヴェンとビャン。
横柄な店主・ホルガーに嫌気がさして、自分たちのお店を持つことを決意する。
意気揚々と開店にこぎつけた2人だったが、客は1人も来ずに早々に意気消沈。
その上スヴェンは冷凍庫に作業員を閉じ込め凍死させるという事故を起こしてしまう。
そこに現れたのは偵察がてら嫌味を言いに来たホルガー。
スヴェンは焦りのあまり、作業員の肉をホルガーに売ってしまう。
ところがその肉が大好評となり、翌日から店の前には大行列が。
肉の調達に困ったスヴェンは、ついに禁断の道に足を踏み込んで-。
汗っかきで小心者のスヴェンは、確かな腕をもつ味付けのプロ。
特にマリネとミートボールには自信をもっているのですが、店主のホルガーは認めてくれません。
大麻中毒で解体職人のビャンとともに独立を果たし、開店日には気合いを入れて飾り付けまでしたものの、お客さんはゼロ。
八つ当たりしすぎて妻は家を出て行ってしまい、途方に暮れたスヴェンは確認もせず冷蔵庫の扉を閉め、鍵をかけて帰宅してしまいました。
翌朝冷蔵庫の中には凍りついた電気技師の姿が。
前日に冷蔵庫内の電気修理を依頼していたことを、スヴェンはすっかり忘れていたのです。
そのうえ開店前にやってきたホルガーは、自分の客に食べさせてやるから肉を売れとスヴェンを挑発。
すっかり気が動転したスヴェン、あろうことか電気技師のモモ肉をマリネにしてホルガーに渡してしまいます。
大慌てで駆けつけたビャンに一生懸命言い訳し、黙っていよう(!)ということになるのですが、次の日なぜかお店には長蛇の列が。
なんとホルガーが食べさせた客たちの間で大好評、もっと食べたい!とみんなわざわざ買いに来てしまったようです。
要望に応えて残りの肉を売る気のスヴェン、ビャンを愕然とさせながらも言いくるめることに成功し、大盛況の1日を乗り切るのでした。
ヒレ肉のマリネを「チッキーウィッキー」と名付けすっかりご満悦のスヴェンと、早く全てを忘れてしまいたいビャン。
肉もなくなり通常の日々…に戻るはずが思わぬチャンスが舞い込んでしまい、次の悪夢へと続いていってしまうことに。
やがてホルガーが2人の秘密を嗅ぎつけて、じわじわと追いつめられるスヴェンとビャン。
街中のみんなをとりこにしたチッキーウィッキー、さて一体どれほどの美味しさだったんでしょう…?
トーク・アバウト・ムービーズ「フレッシュ・デリについて」もあわせてどうぞ。