健康管理はしっかりしておかないと、無人島で後悔するハメに。
チャックを苦しめた虫歯の一因になったかもしれないのは
大好物のマシュマロ・ポテト。
Story
1995年のクリスマス。
最大手の物流サービス会社・フェデックスの貨物機が太平洋へ墜落。
搭乗していたチャックはただ1人生き延びて無人島へと流れ着く。
漂着物の積み荷を利用しながら、気の遠くなるような日々を過ごすチャックだったが-。
出張続きで忙しない日々を送るチャックが愛するのは、長年のパートナー・ケリー。
ケリーが電話に出られなくても必ず留守番電話にメッセージを残し、愛を伝えるのでした。
出張から戻るとケリーを職場まで迎えに行くチャック。
ケリーが離婚の痛手から立ち直れずにいることから結婚にはなかなか踏み切れないでいますが、愛し合う2人は毎年クリスマスを共に祝います。
お互いの親族ととも過ごすクリスマスはごちそうが盛りだくさん、七面鳥やパイなどがテーブルに所狭しと並べられていました。
「あなたの好物よ」とチャックに回されてきたのは、キャセロール鍋に入ったマシュマロ・ポテト。
マシュマロ・ポテトはアメリカの感謝祭やクリスマスに欠かせないパーティー料理です。
スイートポテトをキャセロール鍋一杯に入れた上にマシュマロを敷き詰めて焼いた、シンプルだけどとっても美味しいメニュー。
受け取ったチャックも心底嬉しそう…なのですが、数日前から痛む歯が気になるようでした。
歯医者に行こうと決めていたのに、急遽入ってしまった出張のスケジュール。
歯医者の予約もケリーへのプロポーズも持ち越すことにして、フェデックスの貨物機に乗り込んだチャック、この後貨物機は事故を起こし太平洋へ墜落。
ココナッツのジュースでなんとか渇きを癒やし、火を起こすことに成功してからは海でカニや魚を獲って食べていたチャック。
生き抜くためにあらゆるものを調べ、知識を振り絞って日々を過ごすのですが、どうにもならないのが歯の痛みでした。
無人島での唯一の虫歯の治し方は、歯を抜いてしまうこと。
自分で自分の痛む歯を抜くなんて想像しただけでも恐ろしいことですが、生き延びるために覚悟を決めたチャックは見事抜歯もやり抜くのです。
虫歯の原因は大好物のマシュマロ・ポテトか、忙しくて片手間に食べていたチョコレートバーか…。
こんなことになるのなら食べなければ良かったと思ったことか、それともいっそのこともっと食べれば良かったと思ったでしょうか。
忙しくても歯の治療だけは最優先で済ませておかないと、人生には何が起こるかわかりません…。