タイムスリップで2014年にやってきたヒトラー。
1番驚いたのは、衝撃的に甘いシリアルバー。
Story
1945年からタイムスリップしてきたヒトラー。
街並みも人々もすっかり変わり果て、戦争に負けてしまったという事実にショックを受ける。
理想の国家へと戻すため政界への復帰を目論むヒトラー。
その時「完璧なモノマネが出来るコメディアン」としてヒトラーをテレビに出そうという動きがあって-。
気がつくとタイムスリップしてしまっていたヒトラー。
敵の攻撃もなく、子供たちがのんびり遊んでいることから、戦争が行われていないことに気付きました。
現在の状況を知るために部下や総統地下壕を探しに行きますが、ブランデンブルク門で観光客からの写真攻めに合ってしまいます。
誰にもまともに相手にされず困ったヒトラーはベビーカーを押すドイツ人の女性に話しかけますが、不審者だと思われてペッパースプレーをかけられる事態に。
目の痛みに苦しみながらも状況の把握のためフラフラと彷徨い、たどり着いたのがキオスクでした。
スタンドにあった新聞を見たヒトラーは、現在が2014年であると知りますが事実が飲み込めず、スタンドに倒れ込んでしまいます。
親切な店主にバックヤードで介抱してもらい、目を覚ましたヒトラー。
威厳を失わないヒトラーを立派なモノマネ芸人だと思い込んだ店主は、売り場の食べ物を分けてくれました。
この時ヒトラーがもらったのは、現代ではポピュラーなシリアルバー。
プラスチック包装の開け方に戸惑い、穀物が押し固められた食べ物に「パンの配給はまだ困難なのか」と疑問を抱きつつも、一口パクリ。
「驚愕の甘さだ!」と驚いたヒトラーでしたが、状況をコントロールするべく情報を集めるための元気はチャージできたようです。
キオスクに豊富な新聞があるのを良いことに、片っ端から読み漁り事態を把握していくヒトラー。
気の良い店主はなかなか出ていかないヒトラーに、「売り物には手をつけるなよ」と釘を刺しつつ、バックヤードに一晩泊まることを許可。
お礼も言わないヒトラーでしたが、翌日はさすがに手伝いをするよう促されてしぶしぶ新聞のスタンドを表に出し、開店の準備を手伝うのでした。
軍服から異臭がすると指摘され、軍服をクリーニング店で「電撃洗浄」してもらってすっかりリフレッシュ。
店主のおかげでフランクに出会い、テレビで活躍することになっていくのですが…。
請求された新聞とシリアルバーの代金は得意の話術で踏み倒してしまうところが狡猾で、思わず笑ってしまうシーンでした。