チョコレート工場を支える
謎の従業員たち。
ウンパ・ルンパ族の好物は
チョコレートの原料のカカオ豆。
Story
謎に包まれたウィリー・ウォンカのチョコレート工場。
チャーリーはゴールデンチケットを引き当てて、チョコレート工場の見学ツアーに参加することになるが-。
具材がほとんどないキャベツのスープで毎日を過ごすバケット家。
貧しいながらも大好き家族たちと共に暮らすチャーリーは、ウォンカのチョコレートにいつも思いを馳せていました。
誕生日には1枚のチョコレートを買ってもらえるのですが、それを2人のおじいちゃん・2人のおばあちゃん、そしてパパとママに分けてあげる優しい少年です。
世界中でたった5枚のゴールデンチケットを引き当てた子供だけが参加できるという工場見学に、チャーリーも参加することに。
勝ちにこだわる少女や貪欲に食べ続ける少年たちとともに、憧れのチョコレート工場へ足を踏み入れることとなりました。
工場長であるウィリー・ウォンカは子供じみていて変わった人物でしたが、彼の作り出したお菓子は全て最高の美味しさ。
チョコレートだけでなくガムやキャンディ、アイスなども作られていて、それらの全てに魔法のような発明が施してあるのです。
ウォンカが案内してくれた工場のメインにあるのは、チョコレートの滝。
甘い香りが漂って美しいだけでなく、滝のように流して混ぜることによってチョコレートがふんわり軽くなるのだとか。
滝の周辺にある草木も何もかも全てが食べられるという夢のような空間に、子供たちは大はしゃぎ。
とにかく食べまくらなくちゃと欲を見せたのは肥満児のオーガスタス。
工場見学が始まる前からチョコレートを食べていた彼ですが、チョコレートの滝を飲み干す勢いで川に身をかがめ、見事に転落します。
そんなオーガスタスを救出しつつも”欲張りなおバカさん”だと歌って見せたのは、ウォンカが唯一信頼しているウンパ・ルンパたちでした。
ジャングルの奥深くで暮らしていた体の小さいウンパ・ルンパ族の大好物は、カカオ豆。
住み込みで働いてくれればカカオ豆は食べ放題だとウォンカがリクルートして以降、従業員として熱心に働いてくれています。
彼らにとってカカオ豆は、見つければ祀って祝うほど見る機会の少ない幻の食べ物だったのです。
ちなみに彼らの主食はマズいイモ虫で、歓迎の印としてウォンカにも食べるよう促していましたが…。
ウォンカのリアクションを見れば、いかにマズいのかがよく伝わってきます。