タイムトラベルを経験すると、どうしても欲しくなるもの。
Jが猛烈に飲みたくなったのは、チョコレートミルク。
Story
重警備のルナマックス銀河系刑務所の独房に入れられていた凶悪なエイリアン、アニマル・ボリス。
自分の腕を吹き飛ばし逮捕したKへの恨みを晴らすべく、脱獄してしまう。
Kと接触したアニマル・ボリスは「お前は過去で死ぬ」と言い残して去ってしまい、翌日のMIB本部ではJ以外誰もKのことを覚えていなくて-。
過去にアニマル・ボリスを逮捕したことを悔やんでいたK。
極悪非道であるアニマル・ボリスを、捕まえるのではなく殺してしまうべきだったのだと言うのです。
躊躇いなく協力者まで殺し、宇宙間では他の星を絶滅させるなど凶悪な罪ばかり犯しているアニマル・ボリス。
自分の腕を撃ち牢屋へと送り込んだKへの復讐の時を、じっと待ち続けていました。
アニマル・ボリスの計画は、時を遡り過去のKを始末することで自身の腕を取り戻し、逮捕も回避しようというもの。
企通り過去は書き換えられて、MIBではKは40年前に死んだことになっていたのですが…ただ1人例外だったのはJでした。
Kからの謎めいた電話を受けた直後、めまいや吐き気を覚えたJ。
翌朝迎えに行ったKの家にはKがおらず、見知らぬ母娘が住んでいました。
混乱したJが小さな女の子からもらったのは、チョコレートミルク。
「一口もらって良い?」と言いつつ一気に飲み干してしまったJは、急いでMIB本部へと駆けつけます。
MIB本部でも誰もKを知らないことに苛立つJですが、トップに着任したばかりの捜査官OがJの異変に気付きました。
きっかけとなったのは、JがオーダーしていたLLサイズのチョコレートミルク。
宇宙ダニが脳に入り込むとチョコレートミルクを欲するようになり、悶え苦しんで死ぬことになると説明したO。
唐突にJを殴って宇宙ダニを出そうとしますが出てこず、宇宙ダニ説は候補から外れます。
もう1つの可能性として、タイムトラベルを経験するとチョコレートミルクが飲みたくなると話しますが、Jは否定。
「シニア捜査官である自分がタイムトラベルが可能であると知らないはずがない!」と言うのですが、「あなたは給料レベルが低いから…」とO。
Jは知りたくなかった給料の事実まで知らされることになったのでした。
その時ボリスの住むボグロダイト星の船が地球を攻撃し始め、地球が消滅する危機に陥ります。
Jは過去へと遡り、歴史を修正するという使命を受けるのですが…。
タイムトラベルというテーマで40年前のアメリカを描いた本作。
どこか懐かしい味のするチョコレートミルクは、印象的なアイテムとなりました。