キンキーブーツ (Kinky Boots ’95 UK / USA)

キンキーブーツ (Kinky Boots ’95 UK / USA)

恋人へのごめんねは、心を込めて。

チャーリーが婚約者・ニコラのために用意したのは

朝食のトースト。

Story

イギリス・ノーサンプトンにある紳士靴メーカー「プライス社」。

流れで仕方なく父から会社を受け継ぐこととなったチャーリーは、いきなり人員削減を迫られる大ピンチに。

そんなある日出会ったのはドラァグ・クイーンのローラ。

チャーリーはローラと協力して、ドラァグ・クィーンのための靴作りを始めることになり-。

昔から父親の跡を継ぐことを期待されて、窮屈な思いをして育ったチャーリー。

ロンドンへ出てようやく心機一転!と思った矢先に父親が亡くなり、結局「プライス社」の跡継ぎとして働くことになったのでした。

先代と比べられては馬鹿にされ、尊敬を勝ち取れないチャーリー。

おまけに「プライス社」が大赤字であることを知り、職人たちを解雇しなくてはならない事態に。

罵倒され、軽蔑され、どんどん気力を削られていくチャーリーでしたが、思いがけない出会いから転機が訪れるました。

田舎町では出会う機会のなかった「ドラァグ・クィーン」のローラ。

大きな足を無理やり女性用の靴にねじ込むローラは、適した靴がないことをぼやいていました。

ローラが望むのは、セクシーでいて丈夫な、自分の脚にフィットするブーツ。

ないなら作ってみようと思い立ったチャーリーは、解雇したばかりのローレンを説得してローラの協力を得ることに成功。

ただ頑丈なだけでちっともセクシーでない試作品でローラを激怒させながらも、理想とするブーツを作り上げていくのでした。

初めての試みに戸惑う職人たち、そんな職人たちと馴染めずにいるものの自分らしさを貫くローラ。

彼らの間を行ったり来たりするチャーリーも、慣れないことばかりで連日クタクタです。

忙しくなったチャーリーが犠牲にしてしまったのは、婚約者であるニコラとの時間でした。

追い詰められているチャーリーに対して、結婚式への夢を膨らませていたニコラ。

チャーリーは遅くまで働き、ニコラとのデートをドタキャンしてしまったようです。

お詫びの印にチャーリーが用意したのは、朝食のトースト。

ゆで卵やジャム、オレンジジュースと一緒にトレーに載せられたトーストには、一輪挿しの花まで添えられていました。

イギリスのトーストは、薄くてカリカリの焼き立てをいただくのが定番。

三角に切られたトーストを載せるトレーはオシャレなだけでなく、トーストが湯気で柔らかくなってしまうのを防ぐためのものなんですよ。

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