ハッピー・デス・ディ(Happy Death Day ’17 USA)

ハッピー・デス・ディ(Happy Death Day ’17 USA)

ルームメイトへのお祝いは、控え目でも気持ちの伝わる物を。

ツリーがロリからもらったのは

ロウソクをさしたバースデーカップケーキ。

Story

大学生のツリーの誕生日。

男子寮で目を覚ましたツリーだが、前日の深酒で記憶があやふやになっていた。

自分の部屋へ戻ったツリーはギリギリで講義に出席、1日をなんとかこなし、その夜もパーティーへ向かう。

道中で大学のマスコットのお面を被った何者かに襲われ、殺されてしまうツリー。

刺された瞬間、ツリーはまた男子寮で目を覚まし、同じ1日をやり直すことになって-。

自己中心的でやりたい放題、人を思いやることなく大学生活を満喫しているツリー。

毎日のように飲んでは騒ぎ、”意識の高い”女子たちと仲の良い友達のフリをし、”イケてない”地味な子を無下に扱う高飛車なタイプ。

「誕生日に一緒にご飯を」という父親からの電話はスルーし、約束のランチもすっぽかします。

大学の教授でもあり附属病院で働くグレゴリーと不倫関係にあり、逢瀬を楽しむツリー。

ルームメイトのロリからたしなめられても「余計なお世話」だと突っぱねてしまうのです。

そんな高慢で身勝手なツリーの誕生日の、9月18日。

ツリーは見知らぬ”イケてない”男子・カーターの部屋で目を覚まします。

前日の記憶が曖昧な上、二日酔いで気分は最悪。

カーターに「泊まったことは誰にも内緒」だと念を押してから自分の部屋へ戻ります。

部屋ではルームメイトのロリが呆れ顔。

前日の様子をロリに聞いてみたものの、散々な失態ばかりで笑うしかないツリー。

やれやれ、と時計に目をやるともう講義の始まる時間。

急いで身支度を整えるツリーに、ロリからのサプライズがありました。

ロリが用意してくれていたのは、ロウソクをさした手作りのバースデーカップケーキ。

良いルームメイトとは言えず、誕生日を祝い合うようなタイプでもないツリーに見せた、ロリの心配り。

ケーキでもなくカップケーキというカジュアルな感じも、でしゃばり過ぎず派手すぎない見事な匙加減で、まさに完璧なルームメイト。

当の本人であるツリーは喜ぶでもなく、ロウソクを吹き消すと「新しいルームメイトが欲しい」と一言。

そして受け取ったカップケーキをゴミ箱に放り投げてしまいました!

手作りなのに…とショックを受けるロリに、「炭水化物は摂らない」と言って部屋を出て行くツリー。

この後何度も同じ誕生日の朝を迎えるツリーは、ようやく心を入れ替えて良い人間になることを誓うようになりました。

やり直しばかりの日もツラいけど、やり直しが効かないのが日常というもの。

普段から人を不愉快にさせることはしないよう、心がけたいものですね。

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