忌まわしき者たちだって、栄養を摂らなければ生きられない。
不死の集団が狙うのは、強烈な”シャイニング”を持つ子供たちの魂。
Story
オーバールックホテルでの惨劇から逃げのびたダニー。
幼い頃の恐怖体験はダニーを蝕み、アルコールに溺れる日々を送っていた。
一方、ローズ・ザ・ハットを中心とした忌まわしき者たちは、子どもたちのシャイニングを狙って暗躍を重ねていてー。
シャイニングという強烈なパワーを持ち、オーバールックでの事件から逃れられないでいるダニー。
ダニーはアルコールの力を借りることで、自身の感覚を紛らわせるという道を選びました。
かつてダニーの父が好んだのも、アルコール。
結局、アルコールでは克服するどころか事態が悪化するだけだと気付いたダニーは、自らアルコール依存症の支援団体の元へ足を運びます。
住処とホスピスでの職を得たダニー。
シャイニングを使って亡くなる前の患者を訪れケアをしているうちに、”ドクタースリープ”と呼ばれるようになりました。
人を癒すことで自らも回復していくダニーですが、彼の知らない場所では恐ろしい出来事が起きていました。
オーバールックホテルから逃げ出した直後のダニーと母・ウェンディは、雪のないフロリダで暮らすことに。
その頃、フロリダでは幼い子供が行方不明になる事件が発生。
犯人はローズ・ザ・ハットと名乗るマジシャンのような帽子をかぶった女を中心とした、邪悪な集団でした。
人間よりも長く生きる彼らも、栄養を摂らなくては生きていくことができません。
邪悪な集団”トゥルー・ノット”が欲するのは、子供たちのもつ強烈な”シャイニング”。
滅多に得ることが出来ないというシャイニングを求めて、流浪の旅を続けているトゥルー・ノットのメンバーたち。
中心人物のローズ・ザ・ハットは、子供を犠牲にしてそのシャイニングを”スチーム”として吸い込めるように、ボトルに保存していました。
彼らの好む強烈なシャイニングを持つ子供は年々減っていて、ボトルの数もあとわずか。
アイオワで見つけた少年から、残酷な方法でシャイニングを得たトゥルー・ノットたち。
その気配を感知してしまったのは、ニャーハンプシャーに住む少女・アブラでした。
少年の苦しみを受け取ってしまったアブラは、ダニーとの接触を図ります。
自分と同じ体験をして欲しくないダニーはシャイニングを封じ込めるようアドバイスしたものの、自身の師であるハロランから忠告されて手を貸すことに。
アブラを連れて、ダニーの目指した決戦の地とは-?