キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (Catch Me If You Can ’02 USA)

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (Catch Me If You Can ’02 USA)

ようやく逮捕したライバルには、少しくらい意地悪したい。

フランクの目の前でカールが口に詰め込んでみせたのは

クリームたっぷりのエクレア。

Story

父の仕事の資金繰りが悪くなったことから、両親が離婚することになったフランク。

ショックを受けたフランクは家を飛び出し、お金を稼いで家族を元通りにしたいと願う。

次々と詐欺を働き、小切手の偽造で大金を得るようになったフランク。

そんなフランクをFBI捜査官のカールが追い詰めるが-。

日頃から観察眼に優れていて、手先が器用だったフランク。

父親を心から愛しているフランクは、口の上手い父親をそっくり真似するところから、人の懐に飛び込む技術を磨いていきました。

話術で相手を操ることが出来れば、必要なのは小道具だけ。

あらゆるリサーチと研究を重ねたフランクは、いつしか完璧な偽造小切手を作れるようになっていたのでした。

社会的な信用を得るために、パイロット・医師・弁護士に的を絞ってなりすますフランク。

10代にしてパンナム航空のパイロットに大変身、世界中を飛び回ることになったのです。

フランクには前歴がなく未成年であるため、当然捜査線上に浮かぶはずもありません。

小切手偽造の容疑者がティーンエイジャーであるとは知らず、証拠を元に追いかけていたFBI捜査官の堅物男・カール。

滞在先であると見られるホテルでフランクと会話までするのですが、顔を知らなかったせいでまんまと逃げられてしまいます。

以降クリスマス・イブになるとカールに電話をかけてくるようになったフランクと、フランクの逮捕に燃えるカールはすっかりライバルに。

フランクはアトランタでブレンダという看護師に出会い、医師を名乗り勤務をはじめます。

ブレンダと交際し、結婚を考えたフランクはニューオリンズのブレンダの実家へ。

ブレンダの父親が検事であることから、今後は弁護士として働くつもりだと口にします。

実際に司法試験まで受けたフランクですが、どうやって試験をパスしたのかがわからないカール。

ようやく数年後に逮捕できたフランクに、移送中の飛行機の中で尋ねることにしました。

「教えたって何にもならない」と答えてくれないフランクに、苛立つカール。

その時カールの前にあったのは、後で食べようととっておいたエクレア。

「半分くれたら話す」というフランクでしたが、何度も騙されてきたカールはエクレアを口いっぱいに頬張って食べてしまいました。

小さな意地悪をしたカールでしたが、その後はフランクの優秀さをかって目をかけてくれるように。

一本気なカールの、とっても地味な仕返しがクスリと笑えるシーンでした。

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