1日の始まりには、必ず朝食を。
マージが出勤前に食べたのは、愛する夫の作ってくれた朝食。
Story
1987年のミネソタ州・ミネアポリス。
義理の父親に頭の上がらないジェリーは、狂言誘拐を企て、妻の身代金を義父・ウェイドに払わせようとする。
ノースダコタ州・ファーゴでその道の男たちと打ち合わせをするジェリーだったが、2人組の男たちとはどうも噛み合わない。
思いがけないハプニングが続き、翻弄されるジェリーと男たち。
誰も傷つけないはずの計画が、やがて死者を出すことになって-。
お金が欲しいだけの男たちの杜撰な計画は、無関係な人たちの血を流す結果となりました。
殺人事件の一報を受けた、ブレーナード警察署署長・マージは早速現場へ向かうことに。
署長という責任ある立場のマージはプライベートでは夫のノーマととっても仲良しで、臨月を迎える妊婦でもあります。
起き上がるにも苦労する大きなお腹を抱えたマージ、まだ空も明るくなっていない早朝の仕事に向かおうとしますが、ノームも起きて来ます。
「まだ寝てて良いのよ」と言うマージに、ノームは寝ぼけ眼で「卵を焼いてやる」と言うのです。
「急いでるからいいわ」と断るマージでしたが、「朝ご飯は食べなきゃ」と譲らないノーマ。
マージが身支度中にノーマが用意してくれていた、ワンプレートの朝ご飯。
愛する妻のため作った朝ご飯は、少しでもエネルギーをチャージしてもらおうという、夫の愛のこもったものでした。
お昼にはマージのオフィスにランチを持ってきて、一緒に食べるノーマ。
忙しく走り回るマージにとって、最高のサポートをしてくれる良き夫なのです。
ノーマの仕事について語り合いながら、仲睦まじい姿を見せる2人。
ノーマを褒めるマージの頬にノーマがキスをして、「ソースがついちゃったわ」なんて笑い合う時間は、まさに癒しのひととき。
マージはどうやら食べづわりが続いているようで、向かった事件現場では辛そうな様子も。
その後ノーマと一緒に食べに行ったバイキングでは、フライやポテトサラダを山盛りに。
夫婦揃って気持ちがよいほどもりもりと食べていました。
捜査で訪れたミネアポリスでも、美味しいランチが食べられる店はないかと訊ねて回ったりと、食べ物のリサーチに余念がありません。
長いドライブのためにはドライブスルーでハンバーガーを頼み、運転しながらパクパク。
たくさん食べたあとはキチッと仕事をこなし、事件を解決していくマージ。
そして夫の待つ家へと帰り、再び幸せを噛み締めるのでした。
1日の始まりには、愛情たっぷりの朝ご飯を。
そんな日を積み重ねていくことが、円満な家庭を育む秘訣なのだと教えてくれるシーンでした。