木曜日、男たちはオシャレなスーツでキメこみ、ビール片手に映画を観る。
ケンカになったって並んでホットドックを食べたら、すぐに仲直り。
Story
ビデオ屋で働くレニーは引っ込み思案の映画オタク。
気になる女性が出来ても、うまく会話ができないまま。
レオはそんなレニーを叱咤激励してくれる数少ない友人だが、恋人のルイーズが妊娠し、父親になるという事実をうまく受け入れられずにいる。
ルイーズの兄・ルイ、そしてレニーの同僚・キッチョを合わせた4人は、毎週木曜日に映画鑑賞のために集まっていた。
ルイーズの妊娠以降ピリピリしているレオ、そんなレオに不信感を持つルイが衝突し始めて、思わぬ事態を招くことに-。
オタクっぽいビデオ屋でキッチョと共に働き、勤務中も映画を観て過ごすレニー。
家には敬愛するブルース・リーのポスターが飾ってあって、仕事が終われば映画館へと直行します。
そして気になる女性・レアをどうにか誘ったのも映画デートでした。
普段から会話の8割が映画の話題であるレニーはなかなか現実を直視できず、そんなレニーを気にかけてくれるレオ。
レオは恋人のルイーズが妊娠、俺も親父になるのか…という思いと、安い給料、狭いアパートにルイーズの兄・ルイからのプレッシャー…。
俺ってなんなの?とやり場のない思いを抱えて日々を過ごしているのでした。
毎週木曜日、男たちはめいめいスーツをビシッとキメこんでビールを買い込み、B級映画を観るという不思議な伝統がありました。
ルイーズへの態度を巡って険悪なムードのルイとレオでしたが、レオは持ち込んだ拳銃でルイを脅すという暴挙にでます。
結局弾は入っておらず、みんなを驚かせようと思っただけだというレオですが、微妙な空気になってしまった男たち。
キッチョの「コーヒーでも飲もう」の一言で近所のホットドック・スタンドへと移動します。
肩を並べてホットドックを立ち食いしながら、レオはみんなに謝り、レオとルイがハグをして仲直り。
今日は帰るよとルイが去り、やがてキッチョも帰宅し、互いの心境を語り合うレニーとレオ。
男4人がスーツで並び狭い店内でホットドックを食べる姿は、ちぐはぐなようでいてなぜかしっくりくる和やかなシーンでした。
袖についたケチャップを気にして拭いたり、ルイが飲み残して行ったコーラをなぜか一気飲みしたりと、レニーの挙動不審なキャラクターも秀逸。
それにしてもデンマークのホットドックは種類が多くてソーセージが大きい…!!なんとも食べ応えがありそうです。