アルバイトの初日なんです、大目にみてあげて。
フランクのカフェでUFOたちが一生懸命作ったのは
大きなピクルスの添えられたハンバーガー。
Story
ニューヨークの東8番街には再開発の波が押し寄せ、唯一残ったアパートには地上げ屋がやってくる。
1階でカフェを構えるフランクは最後まで粘ろうと居座り続けていたが、連日続く嫌がらせに限界を感じていた。
「誰か助けて」とつぶやくフランク、その夜、空からやってきたUFO型の生物たちは破壊されたお店を修復し始めてー。
地上げ屋たちに食器もテーブルも窓ガラスもめちゃくちゃにされてしまったフランクのカフェ。
嫌がらせがひどくなる上に、フランクの妻・フェイは認知症がどんどん進行していて、フランクはくたびれ切っていたのでした。
「誰か助けてくれ…」とつぶやいてうたた寝をしてしまうフランクですが、その後家には侵入者がやってきました。
空からやってきたUFO型の2つの生物はフランクの家の電化製品を物色、アパートの屋上を寝床にして暮らし始めます。
翌朝目覚めたフランクは、破り捨てたはずの写真が元通りになっていることに唖然。
アパートの住人たちも、それぞれ壊れた物がキレイに直っていることに気付いて屋上へ集まってきました。
得体が知れず最初は怖々と接していたものの、可愛らしい見た目のUFOたちに徐々に愛着を覚え始める住人たち。
UFOたちはやがて3つの子供を生み、営業を再開したフランクたちのカフェでアルバイトをするようになりました。
フランクのカフェはアパートの周辺を解体していた職人たちのおかげで大繁盛。
忙しさのせいかシャキシャキと働くフェイに、フランクも嬉しそうです。
サンドイッチやトーストがどんどん注文される中、客が「なんだこりゃ!」と驚いたのは、挟む順番を間違えたハンバーガー。
ハンバーガーを知らないUFOたちが作ったバーガーは、バンズの上にパテが乗っかった、ヘンテコな出来上がり。
お皿を取り替えに来たフェイを「初日なんだから仕方ないさ」とフランクがなだめ、ハンバーガーを作り直すことに。
「この写真の通り作ってくれ」と頼むと、今度は上手に仕上げてくれたUFOたち。
フランクのカフェで提供されるハンバーガーは、大きなピクルスやオレンジが添えてあってとっても美味しそうでした。
うっかりハンバーガーに挟まってしまったり、スープの鍋に落ちてしまったりとハプニングを起こしながらも懸命に働くUFO一家。
奇跡を起こす彼らの作るハンバーガー、食べれば良いことがありそうですね。