JUNO/ジュノ (Juno ’07 USA)

JUNO/ジュノ (Juno ’07 USA)

心の底から謝りたい時は、相手に受け入れられる物を贈りましょう。

ジュノがブリーカーに贈ったのは

ブリーカーの好物のオレンジ・ミント。

Story

16歳のジュノは想定外の妊娠に動揺するが、子供を養子に出すことを決める。

養父母希望者として出会ったのは、ヴァネッサとマークの素敵で完璧な夫婦。

全てが丸く収まると楽観的だったジュノだが、自身の未熟さに直面することになりー。

ギターを好み、ハンバーガー型の電話で親友のリアとおしゃべりを楽しむごく普通の高校生であるジュノ。

ジュノのごく普通でなかったのは、好奇心が強すぎるというところ。

同級生のブリーカーといい感じになった夜、自分から誘いをかけて妊娠してしまうこととなりました。

親に内緒で中絶しようと遠くの病院まで行ったジュノですが、”赤ちゃんにはもう爪が生えている”という同級生の言葉を思い出して断念。

赤ちゃんは養子として育ててもらえるよう、養父母を探すという決断を下すのでした。

理解ある父親・マックと、再婚相手であるブレンダのおかげで妊娠期間を無事に過ごすことができたジュノ。

大きな屋敷に住むヴァネッサとマークに巡り会うことができ、受け入れ態勢も完璧だと日に日に大きくなるお腹を撫でながら満足していました。

妊娠初期には大きなカップのスラッシーを大量に飲んではブレンダの大事にしている壺に吐いたりしていたジュノ。

お腹が大きくなるにつれて食欲もどんどん旺盛になり、学食でも「今日はメキシコにギリシャ、中国の旅だ!」とトレーに山盛りのタコスやポテトを載せて片っ端から食べていました。

自分のことにばかり気を取られブリーカーに対して無神経な態度をとってしまったジュノは、ブリーカーと気まずい関係に。

完璧に思えたヴァネッサとマークの知られざる悩みを垣間見てしまったことで、結婚や出産についての自身の考えの甘さに直面することとなりました。

現状を立て直すために、まずは自分に正直になることから始めたジュノが真っ先に向かったのは、ブリーカーの家でした。

ブリーカーが朝玄関のドアを開けると、足元には”ポストの中を見て”と書き置きが。

ポストを開けると大量に出てきたのは、ブリーカーの好物のオレンジ・ミント。

ジュノが妊娠した夜も、一緒に実験をした化学の授業でも、ブリーカーはいつもオレンジ・ミントを食べていました。

ブリーカーに謝りたくてジュノがポストに入れたオレンジ・ミントの数は100個ほど。

“大学に入るまで保ちそうだよ”とお礼を伝えたブリーカーも、ジュノの謝罪と告白を受け入れてくれた様子。

心を伝えるにはまず行動から。

相手の心に届く物を贈れば、誠実さが伝わりやすいかもしれませんね。

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