恋はデジャ・ブ (Groundhog Day ’93 USA)

恋はデジャ・ブ (Groundhog Day ’93 USA)

1日を何度だってやり直せるなら、誰でも一度は試してみたいはず。

フィルが試したのは、お腹いっぱい好きなだけ食べる山盛りスイーツ。

Story

天気予報士として活躍しているフィル。

もっと大きな局でも働けるんだ!と自信はあるものの、横柄な態度のせいで周りからの評価はあまり良くない。

2月2日のグラウンドホッグデーの取材で、ペンシルバニアの田舎町へ行くことになったフィル。

プロデューサーのリタ、カメラマンのラリーと共にパンクスタウニーの町を訪れるが、1人だけ別の宿に泊まりたいと勝手な要求をする。

そして2日の朝6時に目覚めてから、フィルにおかしな出来事が起こり始めて-。

グラウンドホッグデーから抜け出せなくなってしまったフィル。

グラウンドホッグの”フィル”の予言で春の訪れを占う、年に一度のお祭りが開催される田舎町のパンクスタウニー。

取材のためやってきたフィルですが、吹雪で帰れなくなってしまいます。

仕方なく田舎町で一晩で過ごし、目覚めれば前日と全く同じ朝が。

2度目、3度目と繰り返していくうちに自分だけが何度も同じ日を繰り返していることに気づくのでした。

病院で診てもらっても異常はなく精神科を勧められたり、ヤケになって車を暴走させて警察のお世話になってみたりしても、結果は同じ。

一夜明けて朝6時を迎えるとまた同じ日に戻ってしまうのです。

どうせなら思う存分好きなように過ごしてやろう。

そう思いたったフィルは、毎日声をかけてくる昔のクラスメイトを殴り倒し、毎日ハマっていた水たまりを軽やかにジャンプ。

そしてダイナーで好きなだけスイーツを注文して、全て平らげることにしました。

テーブルいっぱいに乗ったシェイクとドーナツに、タルトやチョコレートケーキなどのスイーツの数々。

コーヒーのおかわりをポットごともらったフィルは、ポットから直に飲むというお行儀の悪さも見せます。

どれだけ食べても太る心配、虫歯の心配さえないという自由を謳歌するフィル。

同席したリタにもチョコレートを勧めたりしながら、生クリームたっぷりのシフォンケーキを口いっぱいに押し込んでみせて呆れられてしまいます。

どうせまた同じ日が来るんだから、と投げやりな行動ばかりで時間を消費していたフィルが、有益な行動を起こすのはもう少しあとの話。

思いつく限りに好きなことをやってみても結局虚しくなってしまうだけ。

そう学んでいくフィルを教訓にしなきゃいけないのですが…このスイーツの食べ放題だけはどうしてもマネしてみたい!と思うシーンでした。

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