変わり者でも
愛されキャラなら良いのです。
フランシスをルームメイトに昇格させた、
得意料理のオムレツ。
Story
なかなか大人になれなくて、親友のソフィーといつもじゃれていたいフランシス。
周りを見渡せば、みんなどんどん世界を切り拓いて行っているようで-。
プロダンサーを目指し「太るのだけはダメ」なんて言いながらも、よく食べよく飲み、芽の出る予兆がないフランシス。
学生のノリを引きずったまま、親友のソフィーとの暮らしをひたすらエンジョイしていたのでした。
ルームシェアしているだけではなく、いつでもどこでも一緒に出かける仲良しの2人。
ベッドでは靴下を脱いで欲しいとか、食器はちゃんと洗って欲しい、なんて小競り合いはあるものの、ウマの合う親友との暮らしは楽しくて仕方ないのです。
ボーイフレンドよりもソフィーを優先してしまうフランシス、もちろん恋の相談をする相手もソフィー。
酔っ払ったソフィーの誘いでパーティーに乱入して、友達の輪だけが広がっていくのでした。
ところがある日ソフィーから引っ越すことを告げられ、フランシスはひどくショックを受けます。
フランシスとじゃれあいながらも将来をしっかり見据えていたソフィー。
フランシスはと言えばまだソフィーとの時間が減ることを心配して、孤独を埋めることにしか考えが及ばないようです。
ソフィーの紹介で知り合ったレヴを食事に誘ったフランシス。
思わぬ怪我をしてレヴの家で処置してもらうことに。
友人のベンジーとルームシェアしているというレヴの家は、今のフランシスにとっては憧れの大人な雰囲気。
もう1人のルームメイトが出て行くと聞いたフランシスは、すぐさま興味を示します。
ベンジーが友人を連れて帰宅し、お酒で盛り上がった一同。
「まともなご飯が食べたい」なんて声が聞こえてきて、フランシスは目を輝かせて挙手しました。
家にあった卵でフランシスが作ってみせたのは、得意料理のオムレツ。
手際良く作られたオムレツにパンも添えて、みんな思わず拍手!酔っ払いたちを満足させることが出来たようです。
そろそろ解散…と友人たちが帰って行き、フランシスにあっさり駅までの道を告げるレヴとベンジー。
去りがたいフランシスは「一部屋空くんだよね…?」とようやく遠回しに立候補しました。
レヴとベンジーが認めてくれたのはオムレツのおかげでもありますが、大部分はフランシスの明るい人柄のおかげ。
大雑把で部屋の掃除が苦手なフランシスですが、彼女のピュアな笑顔は人をハッピーにしてくれるのです。